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母親と子供

ワイドーショー等では連日のように恐ろしい事件を放送しています。
犯罪の年齢が低下してきているのもよくわかります。
子供に思いやりという情緒を伝えるのは幼児期の母親の影響が大きいみたいです。
お母さんの腕に抱かれ、やさしく話しかけられることで子供の心が落ち着き、 やさしさのような情緒が発達していくそうです。(心理学者 小野 晋 教授の著書より)

我々の母親の時代は、母親も農業や家業の手伝いなどで 子供と遊べる時間や経済的余裕などあまりなかったようですが、それでも今より社会は落ち着いていました。
それは、一緒に遊ぶ時間がなくても、どこかに遊びに連れていく余裕がなくても 常に子供をおんぶしたり、かごにいれて親のそばにいさせ、仕事をしながらでも子供に話しかけていたからだと思います。
また、布おむつなので家事も大変ですがそれでもおむつを替える機会も今より数段多かったのです。
おむつを替える機会が多いから、子供に気をかけることが当たり前になっていたのでしょう。

今は紙おむつが主流になり、おむつのことをそれほど気にすることもなくなりました。
母親にとってはラクになったでしょうが、反面、子供に気をかけるということも少なくなったように思います。
その反動が今、子供たちのなかで起こっている変化を見過ごしてしまうようになったのではないかと思われてなりません。
子供に気をかけなければ、危ない時がきても、子供はひよこのマーク(おむつ替時マーク)は出してくれませんからね。
親自身が気付いて対処できるようにしておかなけば、子供はどんどんわからなくなります。

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